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平成20年度 決算について
平成20年度決算は、平成21年5月19日の理事会において別表のとおり決定いたしましたので、その概要をお知らせいたします。
- 消費収支計算書(PDF版) (14KB)
- 資金収支計算書(PDF版) (15KB)
- 貸借対照表(PDF版) (16KB)
- キャッシュフロー計算書(PDF版) (17KB)
- 消費収支計算書(P/L)(PDF版) (14KB)
- 財産目録(PDF版) (21KB)
1.消費収支計算書
消費収入の部
学生生徒等納付金は、11,196百万円となりました。今年度の学生生徒数は 9,767人と予算人員を149人下回りましたが、納付金収入は36百万円の増加となりました。
手数料は502百万円となりました。志願者数は18,085人となり、予算人員より1,348人増加しましたが、主に大学入試センター試験利用者の増加によるもので収入は4百万円の増加となりました。
補助金は2,502百万円となり120百万円増加しました。国庫経常費補助金は 40百万円減少しましたが、施設整備費補助等が44百万円増加しました。地方補助金は、主に校舎耐震補強の補助が増加するなどにより111百万円増加となりました。
資産運用収入は906百万円となりました。受取利息配当金が利回り減により4百万円減少し、不動産賃貸料収入等が16百万円増加となったことにより12百万円増となりました。
資産売却差額は、経済情勢の急変により土地の売却を来年度以降にしたことから 1,786百万円減少となりました。
事業収入は、2,037百万円となり110百万円減少となりました。自動車学校収入は1,511百万円と194百万円減少しました。受託事業収入は416百万円、事業部(収益事業)からの繰出金は120百万円となっております。
雑収入749百万円の内、退職金社財団からの交付金は685百万円、その他64百万円となり、215百万円の増加となりました。
以上によりまして、帰属収入合計は、18,015百万円となり1,433百万円減少となりました。
基本金組入額は1,893百万円となり、予算より2,565百万円減少しております。主に、校舎等建設代金が1,092百万円未払いとなったこと、建物等を1,485百万円除却したことによります。
以上の結果、消費収入の部合計は16,121百万円となり予算を1,131百万円上回った決算となりました。
消費支出の部
人件費9,699百万円は、専任職員19人減少、兼務教員23人減少しましたが、退職者が増加したため予算より54百万円増加となりました。退職給与引当金は 1,022百万円と289百万円増加となりました。
教育研究経費は5,748百万円となりました。123百万円増加しましたが、主に修繕費、委託費等による増加となります。
管理経費は3,038百万円となり161百万円減少しております。広告費の一部を次年度に繰り延べたこと、経費削減を徹底して行なったことにより減少しました。
資産処分差額191百万円は、主に不動産処分差額となります。
以上によりまして消費支出の部合計は18,794百万円となり、今年度の消費収支差額は2,673百万円の支出超過となりました。
今年度は、基本金組入額の減少により消費収入で対予算1,131百万円増加し、
1,773百万円支出超過が改善された結果となっておりますが、帰属収支は先に説明しました資産売却延期等により779百万円の支出超過と、大変厳しい決算となりました。
2.資金収支計算書
資金収入の部
消費収支決算書科目と同額・同内容のものは省略いたします。
資産売却収入5,590百万円は、有価証券の償還収入になります。
前受金収入3,013百万円は、学費等前受金収入が135百万円増加、自動車学校技能教習前受金が171百万円増加したことにより314百万円増加となりました。
その他の収入4,637百万円は、主なものとして特定資産を取崩した収入2,842百万円ですが、予算より1,814百万円取崩しが減少しました。
以上の収入から、未収入金等3,553百万円を控除した当年度収入合計は、27,632百万円になります。
これに前年度繰越支払資金7,036百万円を加えました収入の部合計は34,668百万円となりました。
資金支出の部
人件費支出は9,779百万円となり、退職者が増加したことにより160百万円の増加となりました。
教育研究経費及び管理経費については、消費収支科目から減価償却額を除いたものと同内容となっております。
借入金等返済支出は、753百万円となりました。
施設関係支出3,651百万円の内容は、都市大関係では世田谷キャンパス土地買収、新学部関係、世田谷キャンパス2号館他、都市大塩尻高(旧武蔵二高)耐震補強、都市大等々力中高(旧東横中高)耐震補強、都市大付属小(旧東横小)校舎新築、唐木田土木工事などを実施しましたが予算より1,061百万円減少しております。
設備関係支出894百万円は、主に機器備品購入840百万円でその内訳としては、都市大関係で666百万円、都市大付属小130百万円等となります。
以上の支出から、未払金等1,565百万円を控除いたしました今年度資金支出合計は27,945百万円となり、収入との差額6,722百万円が次年度繰越支払資金となります。
3.貸借対照表
資産の部
平成21年3月31日における資産総額は、91,152百万円となり44百万円増加しております。
有形固定資産は、前年度より2,439百万円増加し58,057百万円となりました。
建物は、都市大付属小校舎新築他により2,382百万円増加し、減価償却による減少は1,245百万円となり、前年度より1,139百万円増加しました。
建設仮勘定は、世田谷キャンパス2号館他により1,239百万円増加、都市大付属小校舎竣工により189百万円減少となりました。
その他の固定資産は、24,152百万円となり2,269百万円減少いたしました。主なものは、有価証券が建物建設資金として1,821百万円減少しております。
負債、基本金及び消費収支差額の部
負債計は17,799百万円となり823百万円増加となりました。長短借入金残高は5,425百万円となり、753百万円減少いたしました。
基本金は、建物等の取得により1,893百万円増加した82,382百万円となりました。
純資産は前年度より779百万円減少し、73,352百万円となりました。純資産比率は、前年度より0.9ポイント減少し80.5%となりました。
以上が平成20年度決算の概要です。